東京都墨田区
法恩寺の著名人の墓
4件の墓所を、写真と来歴つきで紹介します。
墨田区太平にある日蓮宗の寺。江戸城を築いた太田道灌が開いた寺と伝わり、境内に道灌の供養塔がある。絵師の狩野素川、甲州の博徒で新徴組に加わった祐天仙之助、うた沢の哥沢芝金らの墓もある。
- 所在地
- 東京都墨田区太平1-26-17
法恩寺に眠る人々(4件)

狩野素川
1765–1826
江戸時代後期の狩野派の絵師(狩野章信)。幕府の御用を務める表絵師・浅草猿屋町代地狩野家の5代目。狩野派の伝統に加えて浮世絵の美人画にも学び、粋で機知に富んだ軽やかな画風は「素川風」と呼ばれて人気を集めた。

太田道灌
1432–1486
室町時代後期の武将。扇谷上杉家の重臣として関東各地の戦いで活躍し、1457年に江戸城を築いたことで知られる。和歌にも優れ、「山吹の里」の伝説が有名である。あまりの名声を主君・上杉定正に警戒され、相模国の館で暗殺された。

祐天仙之助
幕末の甲州の博徒。本名は山本仙之助。甲斐国で一家を構え、目明しも務めた。1863年、幕府が募集した浪士組に子分を連れて加わり、のち江戸の警備にあたる新徴組の隊士となったが、同年、かつて殺した相手の子に仇として討たれた。

哥沢芝金
1828–1874
江戸時代末期に流行した三味線歌曲「うた沢」の芝派を開いた人物(初代)。本名は柴田金吉。端唄をゆったりと上品に歌う「うた沢」の一派を立て、寅派とともに二大流派となった。芝金の名は代々受け継がれている。法恩寺に墓がある。